肝臓の脂肪を増やさない!脂肪肝の対策をまとめました

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ALT(GPT)

酵素「ALT(GPT)」の数値上昇は脂肪肝のもと。ここでは、ALTの数値を下げる方法を紹介しています。

ALT(GPT)の数値を下げる方法とは?

ALT(GPT)の数値を下げるには、生活習慣の見直しが必要です。現在、脂肪肝を含む肝臓病の特効薬は開発されていません。海外ではビタミンEやビタミンC、そのほか薬などを用いて治療を行っていますが、日本での有効性は確認されていないのが現状です。
生活習慣では、以下のことに気を付けましょう。

  • 食事療法
    栄養過剰は脂肪肝になりやすいです。高たんぱく、高ビタミン、低カロリーで脂肪分の少ない食事を心掛けましょう。
  • 飲酒
  • 脂肪肝は、飲酒からなることもあります。そのため、禁酒が基本。毎日、日本酒3合、ビール瓶3本、ウイスキ一のダブル3~4杯を飲むと「アルコール性肝炎」として症状が現れてきます。
  • 運動
    軽度の運動は問題ありませんが、数値によっては肝臓の血液流量が減り、悪影響になることも。中度以上の数値の方は、なるべく控えたほうが良さそうです。

ALTから分かる主な症状について

ALT・GOTの数値が100以上と高い場合はウイルス性肝炎に、100以下の場合は脂肪肝、慢性肝炎、肝硬変になっている恐れがあります。

ALTによる主な症状について、数値を元に紹介しているので参考にしてみて下さい。

  • 31~100IU/I(軽度)
    脂肪肝、肝硬変、ウイルス性慢性肝炎、肝細胞がん、薬物性肝炎、自己免疫性肝炎、閉塞性黄疸
  • 101~500IU/I(中度)
    脂肪肝、ウイルス性慢性肝炎、急性アルコール性肝炎、自己免疫性肝炎、薬物性肝炎、肝炎ウイルス、ウイルス以外の症状(急性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、閉塞性黄疸、溶血性疾患、心筋梗塞、筋肉疾患)
  • 501~1,000IU/I(重度)
    極期のウイルス性急性肝炎、急性増悪のウイルス性慢性肝炎、薬物性肝炎、急性アルコール性肝炎、肝炎ウイルス、ウイルス以外の症状(総胆管結石、急性肝炎、心筋梗塞)
  • 1,001IU/I以上(重度)
    極期のウイルス性急性肝炎、急性増悪のウイルス性慢性肝炎、薬物性肝炎、劇症肝炎、ピーク時における虚血性肝炎

そもそもALT(GPT)とは?

アラニントランスアミナーゼ(ALT)は、体内の様々な臓器(主に心臓、肝臓、腎臓、筋肉)や骨などの細胞にある酵素としてアミノ酸をつくり、そのほとんどが肝臓に存在します。ALTは「グルタミン酸ピルビン酸転移酵素(GPT)」と表記されることもあります。

ALTの正常な数値は「5~40IU/I」。しかし、最新の研究では、ALTが31以上だと肝臓に異常をきたしている可能性が高い、というデータが出ています。
主な症状は、脂肪肝、肝硬変、慢性肝炎、肝臓がんなど。
脂肪肝は、ALTの数値が高いと起きる症状です。

胆汁の成分であるALTは、肝臓で作られたあと胆管を通り、胆嚢に蓄えられて十二指腸へ排出されます。
胆道に異常が現れた場合は、胆汁が流れにくくなり、ALTが血液中に増えて数値が高くなります。

また、肝臓や心臓・手足の筋肉などにある酵素「GOT(AST)」の数値にも異常があれば、胆道の疾患である胆石、胆汁うっ滞、胆道系のがんになっている恐れがあります。

肝臓に異常があれば、肝臓に存在するALTとGOTの数値が上がります。
ALTがGOTの数値を上回っていれば脂肪肝や慢性肝炎に、GOTがALTの数値を上回っていればアルコール性肝炎、肝硬変、肝臓がん、心筋梗塞などになっている可能性があります。